2010.05.07
フナです。
弟が東京の大学に進学した。
こんまえの連休中に実家に帰って、
弟の部屋入ったら、
教科書やらなんやらかんやらそのままで、
なんか静かやし。
親父もおふくろも、なんら代わり映えせん生活しよるし。
弟が家にいないのは初めてで、
しーんとした部屋にひとりでいたら、
なんか家族のこととか昔のこととかいろんなこと考えちゃって、
隕石とかいっぱい落ちてくればいいのにと思った。
弟の机の上に、高校の卒業アルバムがあったんで、
興味本位で開いてみた。
クラスみんなが載っとる写真があって、
個人個人が写ってるやつ。
30人そこそこの男子女子みんなが、
輝かしい笑顔で写っている中、
弟ひとり、真顔。
次に修学旅行のときの全体写真があった。
みんな思い思いのポーズをとって、
めっちゃ楽しそうに写っている中、
弟ひとり真顔。
しかもみんなの影が弟にかかって、
暗くてようわからん。
弟のクラスでのポジション的なものが、
すごくよくわかるな。
ふと、
寄せ書きてあるよね?
て思った。
アルバムの後半の白紙スペースにみんなが書いてくれるやつ。
後半を開くと、
さすがに5人くらいから寄せ書きがあった。
よかった。
兄貴安心した。
『おまえは意外性のあるやつだったよ!最初からそのキャラでいってたらよかったのに!』
ふーん。なーる。
『おまえの猥談、最高だったぜ!』
ん。
猥談。思春期だろうしな。
『おまえの一年の時のあれ!マジでうけた!普段とのギャップすごすぎ!』
『一年のときのアレは最高!「メイちゃん」またやって!』
おい。弟。
一年のときなんかしたな。
おまえのキャラ振り切って『メイちゃん』てネタ、
したんやな。
よかったな。
一度でもみんなの心に思い出を残したな。
『メイちゃん』て、
多分トトロやな。
大方モノマネやろな。
安易やな。